機械学習(AI)を活用して、画像内の被写体(人物、動物、物体など)の輪郭を自動で認識し、すばやく正確に選択範囲を作成するためのツールです。
サンプル(YouTube用)

画像のコピー
1.画像上で右クリック
2.「画像をコピー」
Affinity
1.「ファイル」メニュー
2.「クリップボードから新規作成」
AI(Stable Diffusion)で自動生成された画像です
基本的な使い方
- 選択したい被写体が含まれているピクセルレイヤーを選択します。
- 「オブジェクト選択ツール」をクリックします。
- マウスを画像の上に持っていくと、AIが認識したオブジェクトが青色の斜線(ハッチング)でハイライトされます。
- 選択したいオブジェクトがハイライトされた状態でクリックすると、その形に沿って選択範囲が作成されます。
オプション機能
マルチパートオブジェクト
物理的に離れていたり、何かに遮られたりしている複数のパーツを、一つのまとまったオブジェクトとして認識する機能
ソフトエッジ
写真の切り抜きや合成を行う際に、選択したオブジェクトと背景との境界を自然になじませるために使用されます。
選択範囲の調整
プレビュー
「境界線を調整」画面にあるプレビューは、「切り抜いた後の状態を、どんな背景で確認するか」を切り替える機能です。
選択範囲の点線だけでは「細かい部分まで正しく選べているか」が分かりにくいため、このプレビュー表示を使い分けて最終確認を行います。
オーバーレイ
見た目:選択されていない部分(切り捨てられる部分)が、赤い半透明で表示されます。
使い道:一番よく使われるデフォルトの状態です。
「どこが選ばれていて、どこが選ばれていないか」が最も直感的にわかります。
黒マット・白マット
見た目:背景が真っ黒、または真っ白になります。
黒背景:金髪や明るい色の服を切り抜く際、白い背景の残骸が残っていないか確認するのに便利。
白背景:黒髪や暗い色のオブジェクトを切り抜く際、影や暗いフチが残っていないか確認するのに便利。
白黒
見た目:被写体が「白」、背景が「黒」の、完全な2色(シルエット状)で表示されます。
使い道:「マスク」の完成度を確認するために使います。
髪の毛の細かい透け具合や、塗り残しによる「穴」がないかをチェックするのに役立ちます。
透明
見た目:背景がチェック柄(透明を示す模様)になります。
使い道:最終的に透過PNGなどで書き出す場合など、実際に「切り抜かれた感」を確かめたい時に使います。
マットエッジ
オン(デフォルト)、選択領域は画像のエッジをAIが「ここは髪の毛のハネ」「ここは指のカーブ」といったデコボコした複雑な形を必死に追いかけて、正確なシルエットを作ろうとします。
このオプションがオフの場合、選択範囲は画像のエッジをAIは細かいデコボコを無視します。代わりに、滑らかな曲線や直線を優先します。
枠幅
「AIが境界線を探しに行く範囲」のことです。
役割: 選択範囲の縁にある白いモヤっとした領域の幅を調整します。
仕組み: Affinityはこの「枠幅」で指定されたエリアの中にあるピクセルを解析して、どこが被写体でどこが背景かを判断します。
滑らかさ
「選択範囲のガタガタをなくす」設定です。
役割: 選択範囲の点線がカクカクしているときに、それをなだらかな曲線にします。
数値を上げると、角が丸くなります。
ぼかし
選択範囲の境界を半透明にしながら広げる設定です。
数値が 0 のとき: 境界線がクッキリ、ハッキリします(ハサミで切り抜いたような状態)。
数値を上げると: 境界線が周囲に溶け込むようにグラデーション状に広がります。
ランプ
「選択範囲を内側に追い込むか、外側に広げるか」の調整です。
役割: 境界線の「不透明度」のグラデーション位置をずらします。
プラス(+): 選択範囲を外側へ拡大します。
マイナス(ー): 選択範囲を内側へ縮小します。
調整ブラシ
「選択範囲の調整」画面でマウスカーソルが丸の形になっているのが調整ブラシです。
これは、AIが自動で判別しきれなかった細かい部分を「ここは髪の毛だよ」「ここは背景だよ」と手動で教えてあげるためのツールです。
主に以下の4つのモードがあります。
マット
髪の毛や動物の毛、木の枝など、背景と複雑に混じり合っている部分をなぞるためのモードです。
使い方:髪の毛の先と背景が混ざっている境界線を、なぞるようにブラッシングします。
前面
「ここは残したい部分だ」と指定するモードです。
自動選択で漏れてしまった、被写体の内側の部分を塗ります。
塗った場所が確実に選択範囲に含まれるようになります。
背景
「ここは絶対に消したい部分だ」と指定するモードです。
被写体ではないのに選択されてしまった部分を塗ります。
塗った場所が選択範囲から除外されます。
ぼかし
境界線を意図的にボケさせたい時に使います。

