このページでは、動画編集ソフト「Shotcut」を使ったカラーコレクション(カラコレ)の基本手順を解説します。撮影時の色のバラつきを抑え、目で見たままの自然な映像に整えましょう!
1. ホワイトバランスの調整(色を整える)
映像の濁りを取り除き、透明感を上げるために「白」を正しく設定する工程です。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| STEP 1 | 編集画面のレイアウトを「色」画面に切り替えます。画面右側に表示される「RGBパレード」(赤・緑・青の成分分布グラフ)を見ながら作業します。 |
| STEP 2 | 対象のクリップを選択し、フィルタパネルから「ホワイトバランス」を検索して追加します。 |
| STEP 3 | 設定画面にある「スポイトアイコン」をクリックし、プレビュー画面内の「白の基準にしたい部分」をクリックします。これで自動補正されます。 |
| STEP 4 | さらに「RGBパレード」の3色の波形が均等な高さに並ぶよう、スライダーを左右に動かして微調整します(目安:6前後)。 |
2. カラーコレクションの調整(明るさを整える)
暗すぎる部分(黒つぶれ)や、明るすぎて白飛びしている部分を適正な明るさに修正します。まず、画面右側の表示を「RGBパレード」から「映像波形」に切り替えてください。
【目安】映像波形は、一番上が「白」、一番下が「黒」を表します。波形が 0 〜 100 の間に収まるように調整するのが適正の目安です。
3つのカラーホイールの役割
- シャドウ(左): 映像の暗い部分の調整(影の引き締めなど)
- 中間調(中央): 映像全体・中間域の明るさや印象の調整
- ハイライト(右): 映像の明るい部分の調整(白飛び防止など)
明るさの調整手順
- フィルタパネルから「カラーコレクション」を検索して追加します。
- ホイールの右側にある「垂直スライダー」をドラッグして調整します。
- 暗い部分(影や暗い服など)を調整するため、シャドウのスライダーを少し上に動かして暗部を持ち上げます(目安:10前後)。
- 明るい部分を調整するため、ハイライトのスライダーを上に動かして調整します(目安:18前後)。
💡 失敗しないための編集ポイント
- 再生しながら確認する: 映像の進行とともに色のバランスも変わるため、必ず動画を再生して全体の動きを見ながら数値を微調整してください。
- キーフレームの活用: カラーコレクションは「キーフレーム」が打てるため、場面によって明るさが激しく変わる場合は、細かくポイントを追加して調整するのがコツです。
- さりげなさが基本: カラコレは劇的な変化を目指すのではなく、フィルターをオフにしたときに「さりげなく自然に整っている状態(マイナスをゼロにする)」にするのが正解です。
